オリンピック会場の跡地をサーキットに変えた『ソチ・オートドローム』



2014年に開催されたソチ冬季五輪の会場をサーキットとして再利用し、ヘルマン・ティルケによってさデザインされたソチ・オートドローム。


同年より開催されているロシアGPの会場を務め、2019年には6度目の開催を迎えようとしています。


近年、国際的なスポーツイベントの誘致に積極的だったロシアは、国を挙げてオリンピックとF1という2つのビッグイベントを呼び込むことに成功。


このコースを建設するに当たって政府も多くの資金を負担したことでも知られています。


このサーキットは完全なクローズドサーキットではなく、一部は公園部分の周回道路として利用されているため、メルボルンのアルバートパークと似た構造と言えるでしょう。


このコースの見どころはターン2からターン5にかけた左に大きく旋回する複合コーナーで、ここでタイヤの温度を上げすぎないことがラップタイム向上の鍵となります。


コース全体を見てみるとコース幅が広く、ランオフエリアの舗装など、典型的な近代的なF1サーキットの特徴を持っており、オーバーテイクがしやすいレイアウトが取り入れられました。


ホームストレートとターン12から続く全開区間がDRSゾーンになっており、この2カ所がこのコース最大のオーバーテイクポイント。


特にホームストレートではスタートでの攻防が激しくなることが多く、スタートと同時に長い加速から飛び込むターン2ではアクシデントが発生することも珍しくありません。


また、路面から受けるタイヤへの負担が少ないことも特徴で、ドライバーたちがタイヤ消耗を気にせずに長丁場を戦えることも、このサーキットの特性と言えるでしょう。


ちなみに過去に開催された5回のレースでは全てメルセデスが優勝を飾っており、データからも彼らの強さを読み取ることが出来ます。


<サーキット映像>

サーキットオンボード映像はこちら

昨年のレースダイジェストはこちら

(それぞれYoutubeのF1公式動画へ転送)


<サーキットデータ>

全長:5.848km

周回数:53

周回方向:右回り

コーナー数:19

コースレコード:1:31.837 V.ボッタス(メルセデス/2018)


<過去の優勝者>

2014 L.ハミルトン(メルセデス)

2015 L.ハミルトン(メルセデス)

2016 N.ロズベルグ(メルセデス)

2017 V.ボッタス(メルセデス)

2018 L.ハミルトン(メルセデス)

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