最長ストレートと最狭コース幅を併せ持つ『バクーシティ・サーキット』



2016年からF1を開催しているバクーシティ・サーキットはモナコ、シンガポールに続いて、一般公道を用いてレースが行われているサーキットの1つです。


このサーキットは設計者のヘルマン・ティルケ曰く、世界最速の市街地サーキットとのことで、全長2kmにも及ぶストレート区間があります。


初開催となった2016年には予選でバルテリ・ボッタスが時速378kmという速度を記録するなど、最速の市街地コースであることは記録からも見て取ることができます。


それに対し、コースのセクター2にあたるターン6からターン12にかけては、コース幅が非常に狭くなり、特にターン8はマシンが並走することも出来ないほど。


こうした要素に加え、市街地コース特有のガードレールが近いことから、わずかなミスでリタイアを強いられる場面も多く見られます。


そのため、サバイバルレースのような展開が多く、決勝レースでは予想外のダークホースが登場することも少なくありません。


過去3年ではセルジオ・ペレスやランス・ストロールといった、普段は中団争いを繰り広げるドライバーが表彰台を獲得しています。


ちなみに、このバクーシティ・サーキットはF1サーキットのなかで収容人数が最も少なく、これはイベントでの収益を重視せず、F1を開催することによって都市の知名度を高めたいという戦略も読み取ることが出来ます。


ですが、レース展開が荒れやすく、チャレンジングなコーナーもあることから、ドライバーやファンから評判の良いサーキットに数えられることも。


そのなか、バクーはとても風が強いことで有名で、あまりの強風にF1ドライバーでさえもマシンコントロールを失う場面も見られ、近年のサーキットのなかでは完走を果たすですら多くのテクニックを必要とするコースでもあるのです。


<サーキット映像>

昨年のレースダイジェストはこちら

サーキットオンボードはこちら

(それぞれYoutubeのF1公式動画へ転送)


<サーキットデータ>

全長:6.003km

周回数:

周回方向:左回り

コーナー数:20

コースレコード:1:43.331 S.ベッテル(フェラーリ/2018)


<過去の優勝者>

2016 N.ロズベルグ

2017 D.リカルド

2018 L.ハミルトン

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