空気の薄さがF1マシンから性能を奪う『エルマノス・ロドリゲス・サーキット』


出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88

2015年にF1カレンダー復帰を果たしたエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、メキシコシティにあるサーキットです。


初めてここでF1が開催されたのは1963年のことで、2018年までの55年間で19回に渡ってメキシコGPの会場を務めてきました。


名称に付いているエルマノスという言葉はスペイン語で”兄弟”を指し、かつてF1で戦ったメキシコ人ドライバー、リカルドとペドロのロドリゲス兄弟が名前の由来。


このコースは1kmを超える長いストレートがあるなどハイスピードコースとしての特性を持っているのですが、他の高速サーキットとは一線を画すセットアップが求められます。


実に標高2300mという高所にあることから空気が薄く、F1マシンに必要なダウンフォースを発生させにくく、エンジンパワーも性能を存分に発揮させることが難しいのです。


そのため、高速サーキットなのにも関わらず、多くのチームがコーナーリング重視の空力パーツを搭載し、同じ高速サーキットであるスパやモンツァとは見た目にもその違いが見て取れます。


2015年の復帰以降はサーキット改修が行われ、野球場の跡地を利用したスタジアム・セクションは世界でも類を見ない手法として注目を集め、ファンも大いに賑わうサーキットとなりました。


なかでも、ここでのレースではメキシコ人ドライバーであるセルジオ・ペレスへの注目がグッと高まる1戦で、彼に順位変動が起こるたびにスタンドが一喜一憂するのも、このサーキットならではの光景です。


ちなみにこのサーキットは日本のモータースポーツ史において重要なコースであり、1965年にリッチー・ギンサーが優勝を飾り、ホンダにとってF1初優勝を記録した最初のサーキットとしても知られています。


<サーキット映像>

サーキットオンボード映像はこちら

昨年のレースダイジェストはこちら

(それぞれYoutubeのF1公式動画へ)


<サーキットデータ>

全長:4.304km

周回数:71

周回方向:右回り

コーナー数:17

コースレコード:1:14.759 D.リカルド(レッドブル/2018)


<過去の優勝者>

1963 J.クラーク(ロータス)

1964 D.ガー二―(ブラバム)

1965 R.ギンサー(ホンダ)

1966 J.サーティース(クーパー)

1967 J.クラーク(ロータス)

1968 G.ヒル(ロータス)

1969 D.ハルム(マクラーレン)

1970 J.イクス(フェラーリ)


1986 G.ベルガー(ベネトン)

1987 N.マンセル(ウィリアムズ)

1988 A.プロスト(マクラーレン)

1989 A.セナ(マクラーレン)

1990 A.プロスト(フェラーリ)

1991 R.パトレーゼ(ウィリアムズ)

1992 N.マンセル(ウィリアムズ)


2015 N.ロズベルグ(メルセデス)

2016 L.ハミルトン(メルセデス)

2017 M.フェルスタッペン(レッドブル)

2018 M.フェルスタッペン(レッドブル)

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