超高速のレイアウトが懐かしまれる『ホッケンハイム・リンク』


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自動車大国ドイツのF1開催地は森の中に造られたホッケンハイム・リンク。


かつては超高速サーキットとして愛されてきましたが、2002年以降はサーキットの安全性や自然保護の観点からレイアウト変更に至り、森の中を駆け抜ける直線区間は自然に還され、コース特性も大幅に変わることとなりました。


開業当初の1932年当時はクローズドのサーキットではなく、公道部分もレースで使用され全長12kmにも及ぶ長いコースでした。


1966年に高速コースとして愛された原型が完成し、その後何度か全開区間にシケインが設けられるなど改修を繰り返し使用されてきましたが、2001年を最後にこのレイアウトは廃止されることに。


現在の全長は4.5kmとその当時の約3分の1の長さになり、サーキットの安全性も大幅に向上し、生まれ変わることとなったのです。


旧コースの名残は1コーナーや最終セクターの低速区間に見られ、この部分だけ新設された区間と比べて明らかにコース幅が狭いという特徴があります。


新設された区間では広くなったコース幅に合わせて、最大のオーバーテイクポイントであるヘアピンが造られ、コース上での追い抜きがしやすいレイアウトが採用されました。


また、8コーナーにはドイツの大手自動車メーカーであるメルセデスによってスタンドが新設され、ここに造られたメルセデスのロゴはこのコースのシンボルでもあります。


2007年からは同じくドイツのニュルブルクリンクと交互に隔年で開催されてきましたが、2019年は久しぶりに2年連続でF1を開催することが決まっています。


昨年はセバスチャン・ベッテルにとって母国GPであるこのコースでトップを快走していましたが、レース中盤に降ってきた雨に足をすくわれコースオフしてしまい、これがタイトル争いの明暗を分けるターニングポイントになり、大きな話題を呼んだ1戦となりました。


ファンからはかつての超高速レイアウトが懐かしまれることもありますが、新生ホッケンハイムで観られるバトルもドイツGPの興奮を演出しています。


<サーキット映像>

サーキットオンボード映像はこちら

昨年のレースダイジェストはこちら


<サーキットデータ>

全長:4.574km

周回数:67

周回方向:右

コーナー数:16

コースレコード:1.11.212 S.ベッテル(フェラーリ/2018)


<過去の優勝者>

1970 J.リント(ロータス)

1977 N.ラウダ(フェラーリ)

1978 M.アンドレッティ(ロータス)

1979 A.ジョーンズ(ウィリアムズ)

1980 J.ラフィー(リジェ)

1981 N.ピケ(ブラバム)

1982 P.タンベイ(フェラーリ)

1983 R.アルヌー(フェラーリ)

1984 A.プロスト(マクラーレン)

1986 N.ピケ(ウィリアムズ)

1987 N.ピケ(ウィリアムズ)

1988 A.セナ(マクラーレン)

1989 A.セナ(マクラーレン)

1990 A.セナ(マクラーレン)

1991 N.マンセル(ウィリアムズ)

1992 N.マンセル(ウィリアムズ)

1993 A.プロスト(ウィリアムズ)

1994 G.ベルガー(フェラーリ)

1995 M.シューマッハ(フェラーリ)

1996 D.ヒル(ウィリアムズ)

1997 G.ベルガー(ベネトン)

1998 M.ハッキネン(マクラーレン)

1999 E.アーバイン(フェラーリ)

2000 R.バリチェロ(フェラーリ)

2001 R.シューマッハ(ウィリアムズ)

2002 M.シューマッハ(フェラーリ)

2003 J-P.モントーヤ(ウィリアムズ)

2004 M.シューマッハ(フェラーリ)

2005 F.アロンソ(ルノー)

2006 M.シューマッハ(フェラーリ)

2008 L.ハミルトン(マクラーレン)

2010 F.アロンソ(フェラーリ)

2012 F.アロンソ(フェラーリ)

2014 N.ロズベルグ(メルセデス)

2016 L.ハミルトン(メルセデス)

2018 L.ハミルトン(メルセデス)

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