【1分で知る】表彰台無しの秀才ドライバー『ニコ・ヒュルケンベルグ』


©F1'nder

2010年のデビューから早9年。


実力は多くの関係者が認めるものの、まだF1の栄冠には届かない日々を過ごしているニコ・ヒュルケンベルグ。


実に8シーズンをF1で戦ってきたことからも実力の高さを計ることが出来ますが、なかなか結果に恵まれないと評されることも少なくありません。



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2010年にウィリアムズでデビューを飾った当初はチームメイトだった大ベテラン、ルーベンス・バリチェロに遅れを取ることも多く、GP2(現:F2)王者としての期待に応えることが出来ませんでした。


しかし、あるシーズン終盤を迎えたブラジルGPで彼の評価は一変します。


ウェットとドライが入り混じった予選で、彼はこの年の王者に輝いたセバスチャン・ベッテルに1秒以上の大差を付けて、新人ヒュルケンベルグがポールポジションを奪ったのです!


決勝では速いマシンたちに追い抜かれ7番手でのフィニッシュとなりましたが、非力なマシンでのポール獲得は、マシン性能に依存しがちな近年のF1では異例の事態でした。


翌年はウィリアムズのシートを大口スポンサーを持ち込んだパストール・マルドナドに奪われ、フォースインディアのリザーブドライバーに甘んじますが、2012年よりレギュラードライバーとしてカムバックを果たします。


すると、シーズンを通して11戦で入賞を果たし、ウェット路面で迎えた最終戦ブラジルGPで今度はルイス・ハミルトンと優勝争いを繰り広げたのです。


惜しくも接触とペナルティによって最終的に5位に終わりますが、この1戦は彼のポテンシャルの高さを象徴し、ルーキーイヤーから成長を遂げた戦いぶりを見せつけました。


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これ以降はザウバーやフォースインディア、そして現在所属しているルノーなど中堅チームを渡り歩き、優勝争いが出来る環境を求めるなか、2015年にはポルシェからルマン24時間レースに参戦し優勝を飾るなど、F1以外のシリーズでも実力の高さを示しています。


なかでも現在所属するルノーはワークスチームという環境を加味して移籍を決断し、チーム力の向上という目標を掲げ、2018年はコンストラクターズランクも4位まで押し上げることに成功。


過去2年間はチームと共に着実な進歩を遂げており、2019年はいよいよ上位勢に割って入る活躍が見せられるか、ルノーでの成果が試される勝負のシーズンを迎えます。


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<F1でのキャリア>

2010 ウィリアムズ

2012 フォースインディア

2013 ザウバー

2014~2016 フォースインディア

2017~ ルノー


<人物像を象徴するコメント>

「僕は第2のミハエル・シューマッハにはならないよ。F1での道のりは長いだろうけど、いずれは第1のニコ・ヒュルケンベルグになりたい。」

ニコ・ヒュルケンベルグ


「(自身が連続未表彰台記録を樹立した際に)スーティルの時代は終わりだ。」

ニコ・ヒュルケンベルグ


「あんなブレーキングはレッドブルのマシンだから出来るんだよ!他のマシンでやろうとしたら月まで吹っ飛んでいくよ。」

ニコ・ヒュルケンベルグ