【1分で知る】靴でシャンパンを飲む男『ダニエル・リカルド』



©F1'nder

表彰式では靴でシャンパンを飲むパフォーマンスでお馴染みのオーストラリア人、ダニエル・リカルド。


その光景が美しいかそうでないかここでは一旦置いておきますが、現代のF1で優れたブレーキングの技術を持ち、素晴らしいバトルを見せてくれるドライバーなのは間違いないでしょう。


レッドブル・ジュニア・アカデミー出身の彼は、今は消滅してしまったHRTから2011年にデビューを飾ります。

この年、トロロッソのリザーブドライバーを務めていた経緯こそあるものの、レッドブル育成のドライバーが他のチームからデビューするのは珍しいことでもありました。


ですが、下位チームであったHRTでは目立った成績を残すことは難しく、また翌年より掴んだトロロッソのシートでもひと際大きな注目を集める存在ではありませんでした。


それでも2年間を戦ったトロロッソ時代での走りやフィードバックは高く評価され、2013年限りで急遽引退を表明したマーク・ウェバーの後任としてレッドブルに招かれます。


突然のトップチーム移籍を果たしたリカルドですが、レッドブルは2014年より導入されたパワーユニットの影響でマシン性能で後れを取ることに。


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過去4年間で圧勝を収めたチームメイト、セバスチャン・ベッテルと共にチームも王座から陥落する厳しいシーズンのなか、リカルドは3勝を挙げる大活躍でランキング3位を獲得。これはエースであったベッテルを同じマシンで上回っており、大きく評価を高めることとなったのです。


それ以降はベッテルの離脱に伴って自分より若いダニール・クビアトやマックス・フェルスタッペンとコンビを組んで戦ってきました。


特にフェルスタッペンとは上位で激しく争うシーンをしばしば見られ、チームメイト同士とは思えない接近戦やときには接触を演じることも。


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レッドブル移籍後は毎年のように優勝を飾る強さを見せていましたが、次第にチームは僚友に肩入れする傾向も見られ、2018年のシーズン中に突如ルノーへの移籍を発表しました。


2018年までのレッドブルはコースによっては優勝を争える力を持つチームであり、中団で戦うルノーへの移籍は関係者も驚きの反応を見せ、「2019年よりパワーユニットをホンダへスイッチする事を嫌ったのでは?」という憶測も流れました。


ですが、リカルドがこれまで挙げた全て勝利はルノーのパワーユニットを操って勝ち取ったものであるのです。


2018年の移籍表明後は目も当てられない程のトラブルに悩まされ、自身のトレードマークでもあるスマイルを見せる機会も少なくなってしまいましたが、新天地で再び微笑みながら表彰台上で彼のシンボルでもある”シューイ”(靴でシャンパンを行為)は出来るのか。


レッドブルでの悔しさを晴らす走りを期待したいところです。



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<F1でのキャリア>

2011 HRT

2012~2013 トロロッソ

2014~2018 レッドブル

2019 ルノー


<人物像を象徴するコメント>

「スーパースターとしてのルイス・ハミルトン、攻撃的なマックス(フェルスタッペン)、勝利の精神を持つセバスチャン・ベッテルがいる。リカルドもそのグループに属している。」

デビッド・クルサード


「(ルノーへの移籍は)お得意のジョークかと思った。」

クリスチャン・ホーナー


「既に限界まで攻めていると思っていたけれど、フェルスタッペンが来てからまだ攻められる余裕をみたいだ。彼とはお互いを高め合っていると感じているよ。」

ダニエル・リカルド