【1分で知る】トロロッソ復帰で求められる堅実な走り『ダニール・クビアト』

更新日:2019年1月5日


©F1'nder

多くのドライバーがF1にやって来ては姿を消していきますが、ダニール・クビアトはその両方を経験したドライバーです。


また、彼はこれまでのロシア人ドライバーのなかで、最もF1優勝に近づいたことでも知られています。


レッドブルジュニアのドライバーとしてGP3に参戦した王者に輝いた翌年、F1直下のGP2(現:F2)を飛び越し、彼は19歳の若さでトロロッソに招かれF1デビューを飾ります。


まだ10代の若さながら、ジュニアカテゴリーの時と同様にF1でも高いポテンシャルを見せ、デビュー戦から予選、決勝共にトップ10入りを果たす好結果でキャリアをスタート。


デビュー直後から立て続けに入賞を飾るなど適応力も発揮すると、彼には運も味方につけるかのようなニュースが飛び込んでくるのです。


トロロッソの兄弟チームであるレッドブルではドライバー人事に動きがあり、エースを務めていたセバスチャン・ベッテルがチームを離脱。


これによってトロロッソのドライバーに昇格のチャンスが巡ってきたのです。


同僚であったジャン・エリック=ベルニュとの争いを制し、そのシートを見事に掴んだクビアトはF1で2年目にして早くもトップチームへの移籍を実現させることに。

©F1'nder

レッドブルへ移籍した彼は、第10戦ハンガリーGPで自身初となる2位に入り表彰台を獲得し、優勝まであと一歩のところまで至ります。


ランキングでもチームメイトのダニエル・リカルドを上回る活躍を見せたのですが、ここからの彼には多くの苦難が待ち受けていました。


優勝への期待を持って臨んだ2016年でしたが、クビアトは第3戦中国GPでの表彰台を除いて苦戦を強いられ、なんと4戦限りでトロロッソへの降格を言い渡されてしまったのです。


レッドブル初年度のシーズン、レッドブルは前年と比較すると成績は見劣りし、チームメイトを上回ったとは言え、彼のアピールは不十分だったとの意見もありました。


また、代わってレッドブル昇格を遂げたマックス・フェルスタッペンは台頭著しく、レッドブル移籍初戦で衝撃的な優勝を飾り、クビアトにとっては急転直下な失意のシーズンを送ることに。

©F1'nder

これ以降クビアトは本来のパフォーマンスを発揮することも少なくなり、2017年限りでF1から去ることになってしましました。


しかし、2019年のトロロッソはピエール・ガスリーが昇格したことで再び空席が出来たため、経験豊富なクビアトを再び起用するに至ったのです。


今度はトロロッソホンダと若いルーキーを引っ張っていく存在として、可能性を示すことよりも堅実な走りが求められる1年を迎えます。

©F1'nder

<F1でのキャリア>

2014 トロロッソ

2015~2016 レッドブル

2016~2017.2019 トロロッソ


<人物像を象徴するコメント>

「クビアトにはガスリーやハートレー以上の才能があったが、その速さは失われてしまった。」

ヘルムート・マルコ


「クビアトは精神的な問題を解決した。」

クリスチャン・ホーナー


「(クビアトのスタート直後の動きに)あいつはまるで魚雷だ!」

セバスチャン・ベッテル