【1分で知る】40代で新たな挑戦を始めるアイスマン『キミ・ライコネン』

更新日:2019年1月5日


©F1'nder

2001年のデビューから19年、仮のスーパーライセンスでF1デビューを飾ったライコネンも遂に40代となるシーズンを迎えようとしています。


かつてはシンデレラボーイとも呼ばれたキャリアは輝かしく、フォーミュラ・ルノーからF3すら経験しないままペーター・ザウバーに才能を惚れこまれF1デビューを飾りました。


4戦限定の仮ライセンスでF1に参戦するとデビュー戦で6位入賞を果たし、正真正銘のスーパーライセンスが渡されると、その翌年にはミカ・ハッキネンの後任として名門マクラーレンへ移籍。


すると、マクラーレンではさらに速さに磨きをかけ、移籍初戦で初表彰台を獲得、さらに2003年のマレーシアGP初優勝と共にミハエル・シューマッハを相手にタイトル争いを演じて見せます。


この戦いはわずか2ポイント差で敗れ、当時の史上最年少F1王者の夢は叶いませんでしたが、将来のチャンピオン候補に彼を推す声は日に日に高まっていくことに。


2005年は抜群の速さを誇ったMP4-20を駆りフェルナンド・アロンソとタイトルを争いましたが、マシンの信頼性が乏しくまたしても王座を譲る形となりました。


何としてもタイトルを手にしたいライコネンは、2007年にシューマッハの後任としてフェラーリ移籍を決断。


これまで以上に重圧のかかるシーズンを迎えることになったのですが、移籍初戦で優勝を飾り幸先の良いスタートを切ります。


シーズン中盤はマクラーレンのアロンソ、そして新人ルイス・ハミルトンに対し劣勢を強いられますが、シーズン終盤には怒涛の追い上げを見せ、一時は27ポイントあった差を最終戦では7ポイントまで縮めてみせたのです。


それでもライコネンが劣勢なことに変わりはありませんでしたが、最終戦のブラジルGPで優勝を飾るとアロンソ、ハミルトンを逆転し、劇的な初戴冠を決める離れ業をやってのけたのです。


しかし、翌2008年はチームメイトのフェリペ・マッサに先行され、さらにその翌年にはフェラーリがマシン開発に躓き、わずか1勝を挙げるのがやっと。


このシーズンを最後にライコネンは30歳の若さでF1を離れ、WRC(世界ラリー選手権)へと戦いの場を移します。


しかし、2012年にロータスからF1復帰を果たすとチャンピオンの風格を漂わせて好結果を連発。

第19戦アブダビGPではF1復帰後初優勝も飾り、生まれ持った速さを再び証明したのです。


そして、2014年からはかつてタイトルをフェラーリに復帰を果たしたのですが、ここからライコネンはらしからぬ苦戦を強いられることに。

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復帰初年度は表彰台にも上がれないほどの不振を極め、さらに翌年以降も新たに加入してきたセバスチャン・ベッテルに遅れを取ることも多く、かつての走りは次第に見られない日々が続きました。


2017年にはモナコGPで、さらに2018年のイタリアGPではポールポジションを奪うも、決勝では2位に甘んじ、フェラーリでの未勝利に終止符を打つことが出来ずにいました。

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2018年の終盤にはフェラーリからの離脱が発表されたのですが、フェラーリでの走りもあと4戦となったアメリカGPで王者の意地を見せ、実に5年ぶりとなる優勝を達成。


フェラーリでは最後の最後に王者の意地を見せたライコネン、2019年からはルーキーイヤーぶりとなるザウバーへの復帰となりますが、ここでも王者の意地となる風格に満ちた走りを披露して欲しいところです。

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<F1でのキャリア>

2001 ザウバー

2002~2006 マクラーレン

2007~2009 フェラーリ

2012~2013 ロータス

2014~2018 フェラーリ

2019~ ザウバー


<人物像を象徴するコメント>

「僕がプライベートで何をやったからって、そのせいで遅くなることはない。」

キミ・ライコネン


「(5番手からのスタートはどんな気分ですかという質問に)5番手からスタートする気分だ。」

キミ・ライコネン


「ベストを尽くしてどうなるか見てみよう。」

キミ・ライコネン


「ほっといてくれ。俺が何をやっているかは分かっている。」

キミ・ライコネン


「 彼がプレッシャーを感じるようなことがあるなら、それは単に彼自身に起因するもの。信じがたいことに、外からくるものが彼に影響を与えることは決してないのだ。」

ステファノ・ドメニカリ