日本から行っても安い楽しい!海外でF1を観戦するなら中国GP!


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スポーツを観るならやっぱり中継よりも現地で観たい!なんて考えるファンの方も多いのではないでしょうか。


F1マシンの音と速さそして迫力などは、中継では伝えきれない興奮と感動があります。


そこで、今回は先日開催された中国GPに行ってきましたので、その魅力と海外でのF1観戦のススメをご紹介していきたいと思います!


日本から行きやすいグランプリってどこ?
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2019年現在、F1は全21カ国で開催されています。


この21カ国は世界の至る地域で開催され、F1が発祥となったヨーロッパ、北米、南米に加え、日本を含めたアジア圏、さらには中東など様々な地域があります。


せっかく海外に行くのであれば、元々行ってみたかった国に行って観光とセットで旅をするというのがおススメです。


ですが、そこでポイントになるのが、その国のどこでF1が開催されているかが重要です。


というのも、古くからF1を開催してきたサーキットというのは、山奥など人里離れた場所にあることが多く、観光地からのアクセスが悪いケースもあります。


そこで、今回おススメしたいのが都市型グランプリです。


最近はF1でも市街地レースが少しづつ増えており、アクセスの良いサーキットなども徐々にではありますが増えてきています。


というのも、現地に着いて空港からの移動というのは、現地語が離せなかったり海外に慣れていない場合には、これだけでも結構大変なことです。


例えば、日本語の出来ない海外の人が羽田空港や関西国際空港から、三重県の鈴鹿サーキットまで自力で行くことが大変なのは、みなさんにも想像出来るのではないでしょうか?


また、都市部には観光案内所などに言葉が通じない観光客に慣れたスタッフもいたり、宿泊施設も多かったりと、田舎に比べて旅行者が過ごしやすい環境が多くあることもメリット。


また、日本から近い他国でF1を開催している中国、シンガポール、オーストラリアはどれも都市部でF1を開催しているので、海外旅行とF1観戦を同時に楽しむことが容易なのも嬉しいところです。


中国GPの良さってどんなところ?

1.アクセスの良さ


では、おススメの海外GPをいくつか挙げたところで、先日行ってきた中国GPのお話をしていきたいと思います。


中国のF1開催地は上海インターナショナルサーキットというところで、2004年から毎年開催されています。


このサーキットは、観光地が密集する市内中心部から地下鉄でおおよそ20~30分というところに位置します。


このサーキットは比較的新しいこともあって、サーキットの目の前に地下鉄の駅があるいうアクセスの良さを誇ります。


上海の玄関口である浦東国際空港から地下鉄を乗り継ぐとおおよそ1時間強、空港から出ているリニアモーターカーと地下鉄を乗り継ぐと、1時間弱でサーキットまで行けます。


ちなみに上海は地下鉄の料金が日本と比べても安く、1時間ほど乗車しても7~8元(1元当たり17円前後)ですし、メインの移動方法にする場合は3日周遊パスが45元で買え、あらゆる名所をカバーする16もの路線が運行しています。


また、空港とサーキットのちょうど中間地点辺りに外灘、豫園などの観光名所があることから、ついてに観光するにも都合の良いのは嬉しいところです。


それらに加えて、飛行機の移動も関東から3時間程度と、日本から近さでも他のグランプリから頭一つ抜け出ており、土日の休みを利用して1泊2日などでの観戦も十分可能です。



・チケット、航空券が安い!


中国GPの良さはアクセスの良さだけではなく、他の海外GPと比べて交通費が安く済むという大きなメリットがあります。


その交通費というのは主に航空券を指しているのですが、日本から直行便が多く出ている上海の場合、格安で航空券が買えるLCCも多く、その場合は購入時期によりますが往復2万円台で行くことが出来ます。


また、サーキットまでの移動も地下鉄ならば先述の通り、リニアを併用してもプラス40元(約680円程度)なので現地での移動費も高くありません。


タクシーの料金も日本より安いので、市内中心部まで利用してもいいかもしれませんね。ちなみに利用者の話を聞くと、空港から市内まではおおよそ1時間程度かかるそうで、料金は日本円で4000円程度で行けるとのことでした。


次に観戦券に目を向けてみますと、中国GPのチケットは他のグランプリと比べて安めに設定されており、ピットガレージが見えるホームストレートでも、日本円に換算すると2万円台で買えたりと、F1観戦だけするにしても十分お得感を感じられます。


今年はバックストレートエンドのヘアピンに位置するKスタンドから観戦しましたが、こちらの料金は860元(約1万4620円)で屋根付き、サーキットビジョン付きという席でした。


こうした指定席はグランドスタンドと呼ばれ、快適性の高さとレースの見やすさが売りです。


これらはサーキットごとにエリア分けされており、同じサーキットでも場所によって値段が違いますが、中国GPの場合はその平均価格がとても安く、お得にF1が見られるグランプリです。


・市内で開催されるF1イベントも

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そして、過去2年はサーキット以外の場所でもF1のイベントが開催されてきました。


今年の場合は通算1000回目のグランプリというテーマで、新天地にてハイネケン主催のF1イベント会場が出現しました。


ここではマシン展示やグッズショップ、さらには有名アーティストによるライブが行われ、多くの人がビールを片手にノリノリな感じで楽しんでいました。

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サーキット外でF1のイベントが行われるのは珍しく、来年も開催されるかどうかはまだ決まっていませんが、2年続けて市内でのイベントを開催しているだけに、来年も期待できるかも知れませんね!?


中国GPのここが残念!

メリットとは反対に、中国GPには少し残念に思える点もあります。


・ドライバーと触れ合える機会は少ない


現地観戦をする場合、せっかくですからドライバーやスタッフの仕事を近くで観たいなど、またトークショーなどが開催されていると嬉しいですよね。


ですが、中国GPはこうした機会があまり多くありません。


例えば、日本GPでは近年ドライバートークショーが連日行われていますが、中国GPは毎年メルセデスのブースが独自でドライバーを呼んで行うのみ。


サイン会やピットレーンウォークは木曜日に開催されてはいるのですが、こちらは特別に招待された方が対象となっているので、観戦券で参加できないことは残念です。


・コース上のイベントも少なめ


そして、イベントと同様にサーキットで開催されているイベントも、これまでのところ少ないという点も少し残念なところです。


FIA F4やポルシェ・カレラ・カップ・アジア(PCCA)が行われていますが、F1マシンなどのデモンストレーション走行は、多く組み込まれていません。


通算1000回目となった今年は、特に多くのイベントやセレモニーがあると期待して来場した人も少し残念だと思う意見も少なくありませんでした。


元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは「中国が1000回目のGPだったのは少し残念だ。」というコメントも残していましたが、歴代マシンなどの走行が見られる機会は少なめだと言えます。


ヘルマン・ティルケの意図が感じられる上海サーキット
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では、実際に上海インターナショナルサーキットでは、どのようなF1マシンの走りが楽しめるのでしょうか。


日本では10月に鈴鹿サーキットでF1を観られますが、それとは異なるサーキットで観るF1はまた少し雰囲気が違います。


上海インターナショナルサーキットは、F1サーキット設計の第一人者ヘルマン・ティルケによってデザインされ、2004年からのF1開催に向けて造られた比較的新しいサーキットです。


このヘルマン・ティルケがデザインしたサーキットは、通称ティルケ・サーキットと揶揄され、エスケープエリアが広かったりコースレイアウトが似通っていたりと、批判的な意見が聞かれることもあります。


ですが、この上海インターナショナルサーキットでは、その設計者が来場者にどんな楽しみ方をして欲しいのかという意図を感じることも出来ます。


・どこのスタンドも見晴らしが良い


F1をイベントして開催することが前提で建設されたこともあって、基本的にどこのスタンドから見ても、見晴らしが良いという特徴があります。


そのため、全体的にマシンが見える時間が長く、特にスタンドの上段では高低差の少ないことでコースが見渡しやすいというメリットを生み出しているのです。


特にスタンドがある地点はバトルが起こりやすく、広いコース幅と相まってドライバーたちの駆け引きが見られるような工夫がなされています。


また、1コーナーから始まる渦巻状のコーナーが連続する区間は、ドライバーやマシンによってライン取りの違いが見えやすく、選手たちの工夫やマシンの仕上がりが読み取れるという面白味もあります。


3日間通し券を持っている人であれば、金曜日はどの観戦エリアも自由席になるため、観光に興味が無い方は色々な席を回って楽しむのも良いですね!


・リタイアが起こりにくいサーキット

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普段からF1をご覧の方はご存知かもしれませんが、近年建設されたサーキットはコース外のエスケープゾープ(逃げ場)が広く採られています。


これは安全面に考慮していることが大きな理由で、コースを外れたドライバーのリスクが軽減されるため、レースでの波乱が起こりにくいという性質を持ちます。


ですが、見方を変えるとこれはリタイアが起こりにくいということでもあり、ドライバーがアクシデントから復帰できる可能性が高いのです。


もちろん、レースは一発勝負なので何が起こるかわかりませんが、アクシデントを少しでも防ぐことによって現地に訪れるお客さんが、最後までドライバーたちの走りを楽しめることにも繋がっているという見方もできます。


鈴鹿サーキットのようなオールドサーキットにはその良さが、上海のように近代的なサーキットにはまた違った良さがあることを踏まえて観に行くと、それぞれの良さが見えてくるかもしれませんよ!?


出来れば観光も合わせて!

ここまでは中国GPを中心にご紹介してきましたが、せっかく海外に行くのですから観光も出来れば嬉しいですよね。


なので、ここからは上海の観光名所をご紹介していきたいと思います。


ちなみにここでご紹介する観光地は全て空港とサーキットの中間地点にあるので、中国GPと合わせて行きやすい所をピックアップしました。


また、この付近はホテルも多く、毎日サーキットまで通える範囲にあるので、この近辺に宿泊するとより一層観光がしやすくなると思います。


・外灘

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まず、最初にご紹介するのは外灘(ワイタン)です。


英語表記ではThe Bundと呼ばれる場所で、上海の観光名所として最も有名な場所の1つです。


ここは川を挟んだ対岸に多くのビル群が立ち並んでおり、絶好の記念撮影スポットです。


上海に住む現地の人もまずはここをおススメし、周辺には海外からの観光客も沢山います。

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また、この夜景の反対側には洋風の建造物がいくつもあり、中国らしさというよりはヨーロッパなどの欧米に来たかのような気分にさせてくれます。


写真を撮ったり、お散歩だけでも十分楽しめる所なので、お時間が空いたら優先的に行ってみても良いと思います。


・南京東路

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こちらの南京東路は先ほどご紹介した外灘のすぐ近くにある繁華街です。


地下鉄を利用して外灘へ行く場合は、この南京東路駅が最寄り駅なので、ついでに散策してみるのも良いですね。


この通りは歩行者天国になっていて、多くのレストランやカフェ、さらには洋服や時計などのブランド店が立ち並んでいるので、ショッピング目的で行ってみるのも良いと思います。


・豫園

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続いてご紹介するのはいかにも中国らしい雰囲気が楽しめる豫園です。ここは中国風の庭園で併設されている豫園商城では食事や買い物も楽しめます。


ここはスタジオジブリの映画である『千と千尋の神隠し』に出てくるような景観が人気を集めており、夜になると建物がライトアップされると、より幻想的な雰囲気に。

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ここでは鉄製品やチャイナドレスといった、中華圏ならではのお土産店も多くあります。


庭園の中は別料金になっており、全てを回るには時間がかかるのでスケジュールには余裕を持たせておいた方が良さそうです。

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また、この豫園商城に店舗を構える南翔饅頭店は小籠包の名店として現地でも有名です。


そのメニューは肉汁たっぷりの豚入り小籠包とカニみそ入りの小籠包の2つだけで、特に人気なのはカニみそ入りの方。


今回は豚入りの方を食べましたが(カニが苦手なので...)、12個入りで20元と安く、お腹も十分膨れます。


ストローでカニみそを吸うのが定番の食べ方ですが、アツアツが故に中には驚いて吹き出してしまう人もいたので実食の際はお気を付け下さい。(笑)


まとめ

都市部で開催される中国GPは日本から気軽に行きやすい海外グランプリの1つです。


また、時期的にも中国GPは例年4月とシーズン序盤に開催されるので、日本GPに行かれる予定のある方でも行きやすいイベントだと思います。


F1観戦と合わせて観光しやすいですし、日本とは違った文化が楽しめる街でもあるので、興味を持たれた方は、これをきっかけに来年こそは中国GPに行ってみてはいかがでしょうか!?