2019年のF1中国GPは通算1000戦の大台へ!節目のレースで勝ってきたのは誰?

更新日:2019年4月3日


日本では新元号「令和」が発表され、一時代の区切りが訪れましたが、F1でもほぼ同じタイミングで1つの区切りを迎えようとしています。


1950年に始まったF1世界選手権は、これまでの69年の歴史の中で999回のグランプリを開催し、次戦の第3戦中国GPでは大台に乗る通算1000戦目の記念大会となります!


そこで、今回はこのタイミングでF1の歴史と記録について振り返ってみたいと思います。


これまでの節目のレースはいつだった?そのレースを制したのは?

通算1000回目のレースということですが、これまで100回ずつで区切ると計9回の記念大会が開催されたことになります。


ちなみに第1回の大会も含めると計10回、これを読んで下さっている方でしたら現在も、もしくは1度はF1を見たことがあるという方がほとんどかも知れませんね。


では早速、これまで節目のレースはいつだったのか、勝者と一緒に振り返ってみましょう。


 

1戦目  1950年第1戦イギリスGP ジュゼッペ・ファリーナ(アルファロメオ)

100戦  1961年第6戦ドイツGP スターリング・モス(ロータス)

200戦  1971年第3戦モナコGP ジャッキー・スチュワート(ティレル)

300戦  1978年第3戦南アフリカGP ロニー・ピーターソン(ロータス)

400戦  1984年第12戦オーストリアGP ニキ・ラウダ(マクラーレン)

500戦  1990年第16戦オーストラリアGP ネルソン・ピケ(ベネトン)

600戦  1997年第3戦アルゼンチンGP ジャック・ヴィルヌーヴ(ウィリアムズ)

700戦  2003年第3戦ブラジルGP ジャンカルロ・フィジケラ(ジョーダン)

800戦  2008年第シンガポールGP フェルナンド・アロンソ(ルノー)

900戦  2014年第3戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

1000戦 2019年第3戦中国GP   ?


(カッコ内はコンストラクター)

 

こうして見てみると、年間レース数の関係で昔は10年に1度、近年は5~7年に一度のペースで記念大会を迎えています。


最も最近である900戦目と1000戦目の間はわずか5年、2019シーズンの年間21戦というのは開催初年度の1950年のちょうど3倍。


創成期と比べ世界的に認知されるシリーズへと発展したことや、近年は新規の開催国を積極的に募る方針などが、レース数増加の主な理由でしょう。


これまでの節目レースでの勝者は10名いますが、同一のドライバーが勝利を飾った前例はありません。


ですが、そんなジンクスを打つ破るチャンスがある現役ドライバーはルイス・ハミルトンで、999戦目のバーレーンGPで優勝を飾っていることからも、その期待は十分にあり得るでしょう。


また、コンストラクターへ目を向けてみると、とても意外な事実が隠されています。


それは、F1が創設された当初から全戦に参戦してきた唯一のチームである、フェラーリが一度も節目のレースを制したことが無いということ。


ですが、今季はマシンの速さに定評があり、バーレーンGPでシャルル・ルクレールがトラブルに見舞われなければ、優勝を飾った可能性が高かったため、1000戦目にしてフェラーリが初めてこのリストに名を連ねるかも知れませんね。


通算999戦でF1チャンピオンに輝いたのは何人?

では、これまでの歴史の中で、多くのF1ドライバーたちが誕生してきました。


その中でわずか1席しかない頂点に立ったドライバーはどれ程いるのでしょうか?


F1でいう頂点とはシリーズを通した年間王者、そして1つのレースを制した勝者、そして予選でポールポジションを獲得したなど、色々ありますが今回はこの3部門をご紹介したいと思います。


では、まず最初に最も少ない年間王者から見ていきましょう。


1950年から2018年までの間にF1王者に輝いたのは、わずか33人


当然のことですが、シリーズを制した年間王者ということは、必然的に1年につき1人しか生まれず、全部の年度で新王者が誕生としても最大で69人ということになります。


王者になった33人のうち、このタイトルを複数回獲得しているのは約半数の16人で、彼らはF1において1つの時代を象徴するような偉大なドライバーばかりです。


ちなみに、それらのドライバーたちを国別に分けてみると、最も多いのはイギリスで10人。

実に約3分の1ものF1王者がイギリス人であり、モータースポーツ大国であることを象徴するような記録が残されています。


それに次ぐのは3人の王者を輩出したドイツ、ブラジル、フィンランド。特にシューマッハやベッテルの故郷ドイツは3名のドライバーで計12回という驚異的な獲得数を残しています。



これまでF1で誕生したウィナーは何人?

では、チャンピオンに続いて、レース勝者の部門に行きたいと思います。


レースの数だけ新たなウィナーの誕生の可能性があるため、チャンピオンと比較すると一気に人数は増えますが、決して簡単なことではありません。


これまでF1のグランプリを制したドライバーは、全部で107人。つまり、107人で999回の優勝を分け合ってきたということになります。


ちなみに1人で最も多くの優勝を飾ったのはミハエル・シューマッハの91勝で、残りの908回を106人で分け合うと考えると、さらにハードルが高く感じられます。


冒頭でも少し触れましたが、2019年バーレーンGPでシャルル・ルクレールがもし優勝を飾っていたら、108人目のF1ウィナーが誕生したということです。


ちなみに、このウィナーの節目である通算100人目の勝者になったのは、2008年ハンガリーGPで優勝を飾ったヘイキ・コバライネン。現在、日本のスーパーGTで活躍するフィンランド人ドライバーですね。


また、100人目の誕生が現在から10年ほど前であることを考えると、そこからわずか7人の勝者しか誕生しておらず、年間レース数増加の一方で新ウィナー誕生の割合は減少しているという傾向も見られます。


予選最速、ポールシッターは何人いる?

では最後に予選でトップに立った、ポールポジション部門を見てみましょう。


こちらはレース勝者よりも少なく、999戦でポールポジションを獲得したドライバーは全部で99人となりました。


その99人目のポールシッターは、先日のバーレーンGPで自身初のポールポジションを獲得したルクレールです。


ちなみに記念すべき100人目の候補に呼び声が高いのは、現在レッドブルに所属するマックス・フェルスタッペンでしょう。彼はこれまで5度の優勝を飾っていますが、現時点でポールポジションの経験が無いF1ウィナーの1人です。


なぜ、ポールシッターの方が人数が少ない理由については、決勝レースに比べて1周のタイムで結果決まる予選は波乱要素が少ないことが主な理由でしょう。


決勝レースでは約300kmという長い距離で争われるのでマシントラブルやアクシデントも起こりますが、予選の1周限りのアタックでは純粋な速さが勝敗を分けることになります。


すると、戦略面など介入できる要因が少ないため、優れたマシンに乗るドライバーに偏りやすいという側面もあるのです。


この記録の最多保持者はハミルトンで、現時点で84回のポールポジションを獲得しており、現在も更新中。

もし、彼が今季残りの全ての予選でポールポジションを奪うと、今季中に通算100回目を達成するという可能性も残されています。



次戦、1000戦目の区切りを迎える中国GPはどのような1戦になるのか、今から楽しみですね!

前回のバーレーンGPでは新時代を担うであろう若手ドライバーたちの活躍が印象的でしたが、中国GPはどうなるのか?

こちらのサイト、Twitterでは中国GP期間中、上海から現地の様子もお届けしますので、是非お楽しみに!


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